メタファーの最近のブログ記事

いまこの画面をご覧になっていますよね。

白い画面に黒く並ぶ文字が目に映っていることでしょう。

心の中でその文字が「こころのなかで」と言葉になっているでしょうか。

 

同じようにしていたある日のことです。

ある画面のなかでひとつの物語を見つけました。

その物語はこう始まっていました。

 

 

昔々、あるところに海辺がありました。

ザブーン、ザブーンと白波が寄せる海辺でした。

その海辺は、日の光を受けて様々は白色に輝いていました。

 

あるところは象牙色に、あるところは桜色に、優しい色の海辺でした。

ザブーン、ザブーンと来ては返す白波が海の恵みを浜辺に運んでくれました。

優しい色をしたその浜辺には沢山の生き物たちが暮らしていました。

だから、生き物たちは海の恵みにあずかり生き生きと暮らしていました。

あるものは大きな貝殻を身につけ、あるものは立派なハサミを持っていました。

 

その中に小さな甲羅でやせっぽちのカニが暮らしていました。

カニは甲羅が小さかったので回りの生き物からのけ者にされていました。

大きな貝殻をもったハマグリは「あっちいってろよ」と邪魔にしました。

大きなはさみのシャコは、そのはさみで小さなカニをはじき飛ばしました。

 

だから、美味しそうな海の恵みを余り口にすることができずにいました。

いつまでも甲羅は大きくならずのけ者にされ続けていました。

「どうしてのけ者になるんだろう」と小さな甲羅のカニはいつも泣いていました。

 

あるとき海から立派な甲羅を持ったカニが波に乗ってやってきました。

そこで「どうして泣いているんだい」と、

立派な甲羅をもったカニは、甲羅の小さなカニに問いかけました。

 

「甲羅が小さいからのけ者にされるんだ」と小さなカニは答えました。

すると「甲羅が小さくても大きな穴を掘るんだよ」と大きなカニが教えました。

「でも、ちびっ子だから大きな穴を掘れないよ」と小さなカニが言い返しました。

「ちびっ子だからこそ、大きな穴を掘るんだよ」と大きなカニは強く言いました。

そう言われて小さなカニは何だか目の前が明るくなったような気がしました。

 

なぜそうなったのか小さなカニは理由は分かりませんでした。

でも、頑張って今までより一回り大きな穴を掘ってみました。

 

すると、どうでしょう。

不思議なことに、海の恵みがドンドン穴に入ってきました。

自分の巣穴なので大きな生き物に邪魔されることはありませんでした。

海藻やお魚が穴に入ってくるのでカニはお腹いっぱいに食べられるのでした。

そうしているうちに、小さかった甲羅が一回り大きくなっていました。

 

すると、また一回り大きな巣穴を掘れるようになったのです。

もちろん頑張って甲羅よりも一回り大きな巣穴を掘り続けました。

だから、以前にも増して海の恵みがドンドン巣穴に入ってくるのでした。

 

気がつくと小さい甲羅のカニは、ずいぶん立派な甲羅のカニになっていました。

大きな甲羅のカニが教えてくれたとおりに大きめの穴を掘って良かった。

そんな風に甲羅が小さかった頃を立派になったカニは思い出しました。

そうして立派な甲羅になったカニは広々とした海へ旅に出ました。

 

旅の途中で、立派になったカニは波にのってある海辺にたどりつきました。

そこには甲羅が小さくて泣いているカニがいました。

立派になったカニは泣いている甲羅の小さなカニに話しかけました。

「自分の甲羅より一回り大きな穴を掘るんだ」と。

 

 

さて、カニは甲羅に合わせて穴を掘るといいますが、

人はアイデンティティに合わせて結果をつくります。

この話しが何かの参考になれば幸いです。

記:NLPトレーナー 近藤哲生

 

お知らせです。

近藤哲生事務局の西島です。

こんなお話しも講座で近藤がしています。

9月もマインドマップ基礎講座に近藤が登壇します。

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうちメタファーカテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリはペーシングです。

次のカテゴリはメタモデルです。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.261

最近のコメント