前回は目標設定の具体性に力を与えるをテーマにした。
それに力を与える手法として感覚の詳細を調整することを論じた。
今回は適確な目標から5番目の項目をお伝えしよう。
それは「目標を達成するために使える資源を確認する」ことだ。
使える資源のことをNLPではリソースと呼ぶ。
リソースは資源だが、つまりは元手である。
ビジネスをするには元手がかかる。
それと同様に目標達成にも資源が必要だ。
資源、リソースは外的、内的と2種類のものがある。
外的なものは、人、もの、お金、情報である。
人は、家族や友人から始まって、会社の同僚や上司まで幅広い。
ものは、電話やパソコン、製品までこれまた様々である。
お金は、貯金から借金して手に入れた資金まで多様だ。
情報は、顧客情報から市場動向まで、これまた豊富にある。
内的なもと見られるが、知識化していなければ、内的にはならない。
内的なものは、興味や関心、意欲など内的な状態だ。
加えて、知識や技能も内的なリソースたりえる。
内的な状態は信念や使命など奥深い心理を含む。
また、私は誰かを表した自己イメージもリソースだ。
知識や技能は仕事からプライベートにわたって広範囲にある。
知識や技能のように体系立っていなくても経験はリソースである。
もしかしたら、経験はかなり大きなリースかもしれない。
ところで内外のリソースの価値を考えてみたい。
外的なものと内的なそれではどちらが大事だろうか。
確かに、人や物やお金がなければ、できることもできない。
とみると、外的なものの方が大事なようである。
だが、そうとばかりは言えなかもしれない。
内的なものの方が大事ではなかろうか。
内的なものがあれば、外的なものはつくれるからだ。
つくるための、知識や知恵があればどうにかなる。
例えばこうであろう。
人がいなくても、人出を書けずに仕事をすることは可能。
お金がなくても、お金をかけないでビジネスは始められる。
ものがなくても、無形のものを商品にすることもできる。
また、知識や知恵を元にゼロから作る意欲さえあればどうにかなる。
これは、成功者が「ないなら創る」と言っていることだ。
「あるだけから始めれば良い」とも言っている。
と見ると、どうだろう。
パレートの法則を引くならば、こう言えるかもしれない。
2割の内的なものが、8割の外的なものを揃える。
8割の内的なものと2割の外的なもので、目標は達成できる。
このようにして、内的リソースが大事だと言えそうである。
では、内的なリソースはどうすれば揃うのか。
単に、やる気を出すのだ、と言っても答えにならない。
そうではなく、次のことが必要だろう。
目標達成の明確なイメージをもち、意欲を高める。
イメージを感覚の詳細レベルにおいてリアルに作り込む。
そのことは前々回と前回に述べたとおりだ。
他には、先の2つから起動する内的状態を再現できるようにする。
そうするためのノウハウがアンカリングだった。
もちろん、目標達成が可能だとする信念や自己イメージをつくる。
そのことは繰り返すまでもなく有効だ。
アンカリングや信念、自己イメージの扱いはまた述べよう。
また、目標達成に繋がる目的や、大きな状況を考えることも大事だ。
次回は、リソースを獲得する条件、そのことを考えてみよう。
