気がつけば、六月が目前。ゴールデンウィーク恒例となったクリス先生のNLPトレーナートレーニングが終わってすでに一月がたとうとしている。
クリス先生は、数年前にボイス社から「言葉を変えると、人生が変わる」をご出版。バンドラーとともに、NLPの創生に深くかかわられた方。その深遠な知見が、私をしてクリス先生を師と仰がせて久しくなる。
そのトレーニングは「Art of Trainging」と呼称される。その中心的なコンセプトがマルチ・コンテクスチャル・トレーニングだ。直訳すれば、多文脈的訓練なろう。端的に言えばそのトレーニングが目的にすることは、1つのものを多角的な視点から意味を捉えることだ。
その簡単な事例を示そう。ここに「13」なる形象をあげるが、これをどのように読み、その意味を捉えるだろうか。1つは、「12 □ 14」という文脈に置けば数字として「13」と読み捉えることも可能だ。あるいは、「A □ C」という背景を持ちだせばアルファベッドの「13=B」とすることもできる。ここに、文脈つまり背景が人をして対象の意味を変えることが見える。
では、多角的に意味を捉え直すこととは何か。1つは、意味を探求して思考を深めることもあるだろう。だが、さらに深い目的は思考や感情、引いては行動の選択肢を増やすことだ。
人は出来事そのものに反応するのではない。そうではなく、人はある出来事を取り巻く自分を含む状況が浮上させる意味に反応する。対象を否定的な意味に捉えれば、それに否定的な反応をする。肯定的に捉えればその対象にそれなりの反応をする。
背景、つまり文脈を形成している自分が、ある出来事に肯定的な意味を見つけ出せるような背景となれれば、単に否定的な反応するとした制限的な選択肢における自分に比べて選択肢を増やすことになるからだ。
さて、何故にあれこれと私は書き記したか。ある対象は多面的な意味を持つことを言いたかった訳だ。
だが、我々は、話すにしろ、考えるにしろある事物の一側面のみを捉えて、あれこれと思考する。思考とは言語であり、思考過程とはつまり言語過程なのだが、その過程において結果として選択肢を狭める一般化や省略、歪曲の数々を繰り返して、1つの文字を書き記すなり、1つの発話に至る。もちろん、そう書いているこれもそうである。
別の例をあげる。読書や講座を通して情報を得たとする。そこでは、時間や金銭を投資した訳だから、浮上してくるのが情報を有効に活用できるようにするための情報整理だ。仕事や勉学に関するノウハウとして必ず俎上に上がることでもある。
では、情報整理の意味とはなにか。その目的は何か。クリス先生流に考え始めたら次のようなことが言葉として浮上してきた。それが今夕mixiに記載したことだが、ここに再録する。ご笑覧いただければ幸だ。
マインドマップは、ご存じですか。見た目が樹木のようなノート術のですよね。マインドマップが本格的に注目を集めて既に3年が経ちました。
多くの人が、マインドマップを知る切っ掛けは、多くの場合あの速読術(フォトリーディング)です。速読術、フォトリーディングは最後の段階でマインドマップを推奨します。速読で獲得した情報を整理して仕事や勉強で活用できるようになれるからです。
それが切っ掛けで、多くの方がもっと上手く情報整理ができるようになりたくて、マインドマップを学びました。また、情報整理は仕事に不可欠なことですから、これから更に習得する人が増えているようです。
その背景が、職場では仕事の質を高めて評価を獲得できる様になるために、また顧客(クライアント)に満足を与えることでしょう。では、ここで考えてみたいことのですが、その情報整理をする目的は何でしょうか。
確かに、獲得した情報を仕訳し整えて、いつでも取り出せるようにすておくことも目的のひとつ。しかし、より重要な目的は単なる情報の集積ではなく、アウトプットするためではないでしょうか。
ちょっと想像して欲しいのですが、もし獲得した情報を使って何かを表現する機会が全くないとしたら、時間を掛けて情報を獲得し整理する為に時間を使いたいでしょうか。答は、明白ですよね。情報を活用して自分の考えを周りに伝える為に、情報を集積し整理をしておきたい。
つまり、マインドマップを使うにしても、そうでなくても情報整理の目的はこうして見るとアウトプットにある訳です。
では、さらにアウトプットの目的とは具体的に何でしょうか。もちろん、自分の知識を披瀝して自己表現をする楽しみも目的のひとつでしょう。でも、多くの場合にアウトプットとは、楽しみと言うより場合によっては喫緊な場面が多くはないでしょうか。
その典型が、速読など何らかの方法で吸収した情報を整理をして、職場で上司や部下、他部署や顧客に企画や提案のプレゼンをする。さて、プレゼンをするとなると、プレゼンの原稿作成や話しの筋書きを作ることも必要。つまり、配布資料の作成だけでなくスピーチ原稿の作成も必要です。
更に、その原稿を作成してプレゼンをする目的は、自分の考えを説明し、聴衆に納得してもらい、最終的にこちらの要求通りに、例えば会社なら上司に企画を承認してもらう、コンサルタントならクライアントに行動してもらうことでしょう。
そこで、不可欠なことが、スピーチ原稿は、説明や納得に効果的な話し方、最近では当たり前に言われる論理的な話し方をベースに作ること。論理的な話し方とは、「この企画はいけると思うから、いける」ではない。そうではなく、自分の意見や主張を支える論拠のあるデータを示せることです。つまり、論拠のある事実をとおして自分の意見に支持を取り付けることです。
もちろん、論理的な話し方をするには、情報整理をする段階で自分が相手に伝えたい意見や主張が述べようとする事実や論拠とどのようにつながっているか、それを明確に理解しておきたい。そうでなければ、話しの理路に反駁や質疑、反論を受けたときにそれに応じることができなければ、論理的な話し方はできませんからね。
さらには、情報を理解したらプレゼンをする時に、そうでなくてもいわゆる報連相、報告、連絡、相談をする時には、より確かな納得感や信頼感を得られるように、メモを見ないでもすらすらと話せるように整理した情報を記憶できている方が、例えば士業やコンサル業の方などら、特に望ましくはありませんか。
こうして見ると、単に情報整理をしたいと考えていたことは、組織に属するしないにかかわらず、誰に取っても様々なことに関連するのが見えてくるようです。
マインドマップは、記憶、理解、論理的思考、スピーチ原稿作成、プレゼンテーション、など様々なことに繋がっていた情報整理などの場面で世界的に使われている頭の使い方です。だから、これまで述べてきた各段階でマインドマップが絶大な効果を発揮するのですし、そうだから世界中の企業や組織で使われました。
話しがずれてきたようですが、ここまでを振り返るとこうです。
・速読は情報整理のため
・情報整理はアウトプットのため
・アウトプットはプレゼンのため
・プレゼンするならスピーチ原稿が必要
・スピーチ原稿は論理的な話し方にしたい
・論理的な話し方をするには、情報を理解をしたい
・理解をしたら、整理した情報を記憶しておきたい
こうして見ると、情報整理にマインドマップを使いたい思いは、何かと深い繋がりを持つようです。それは、マインドマップの枝が樹木の様に様々なところにつながる様に、先の様に述べてきた仕事の様々な場面おけるマインドマップの活用に底通していたのです。マインドマップの活用を1つの手段として、あるいは有効な手法として活用して、結果的に自分の仕事の質を向上させることです。
仕事の質を向上させることは、もちろんサラリーマンだけのことではありません。先の様にクライアントの情報を整理し、自分の考えも間接的にあるいは直接的に伝えるコンサルタントや士業、コーチやカウンセラーなど対話での仕事が中心の方にも大切では。
その為に、マインドマップを使えたらどうでしょうか。既に、これまでの話しの中でご想像のように、仕事の様々な場面で違いを作ることができる。結果として、顧客満足度をUPすることを期待できることでしょう。そのチャンスが今ならありますよ。
http://www.kondotetsuo.com/mindmap/seminar/MindMap_Adv/index.html

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